Sセメスター自主ゼミ紹介


平成30年度Sセメスターに開講される自主ゼミナールについて、紹介文をすでに学生自治会に送っていただいたものについて以下に掲載します。Sセメスターには8つの「学生自治会主催の自主ゼミ」が開講されます。参加費無料、場所はキャンパス内の教室ですから、気軽に参加できます。
尚、場所については初回は確定していますが、2回目以降変更となることがありえます。

科学としての政策立案入門
障害者のリアルに迫る
知力の再構築
日本の医療の光と影
法と社会と人権ゼミナール
ボーカロイド音楽論
老年の概念
私流の生き方


科学としての政策立案入門

当自主ゼミで主に扱うテーマは、「実証結果に基づく政策立案(Evidence Based Policy Making: EBPM)」である。EBPMとは、客観的なエビデンスや定量的なデータに基づいて政策決定を行うというもので、既に世界標準となっている。
近年、EBPMを日本に導入しようという動きが活発になり、内閣はEBPM推進体制の構築やEBPMに基づく議論と検討を予算編成に反映させることを決定した。しかし、導入にあたりEBPMを支えられる人材の不足が問題となっている。
そこで、EBPMに必要なスキルや政策形成の現場を知ってもらうために、このゼミを開講する。
講義は理論編・実践編・ワークショップ編・政策関係者講演会の4つから構成されている。まず、理論編では講師による解説でEBPMの理論を身につける。実践編では、身につけた理論を社会問題に照らし合わせて実際に使用してもらう。運用して気づいた知見を受講者間で共有するのがワークショップ編である。そして、講義を通じて形成された考えを政策形成の第一線に立つ人々にぶつけてもらうべく、政策関係者講演会を用意している。最後に、このゼミは「政策立案」がテーマだが、ゼミを通じて得られる思考能力やリサーチ能力は幅広い学問分野に通ずるものである。
故に、文系だけでなく理系の学生にも利益のある講義になるだろう。
曜限:火曜5限
場所:121号教室

障害者のリアルに迫る

曜限:木曜5限
場所:1105号教室

知力の再構築

本ゼミの講師青山繁晴は、共同通信記者・シンクタンク社長を経て、現在は参議院議員として活躍している。同時に本講師は、マスメディアとネットの発信者として知られており、その危機管理と安全保障の実務者としての言葉は、世の人に多くの「考えるきっかけ」を与えてきた。
近頃私たちの眼前に広がる世界は大きな変容を迎えようとしている。その最も大きな発露は、危機的な朝鮮半島情勢であろう。この混沌たる世界を前に受験勉強やその延長線上で得られる知性は無力と言わざるを得ない。なぜなら、壊れゆく世界の中では、単なる知識の記憶ではなく、物事の常識や既成概念を疑いながら根本より考えることこそ意味を持つからである。
そのため、本ゼミでは一方通行に陥りやすい一般的な講義形式ではなく、受講生の質問を大切にする、講師と受講生との対話形式で行う。常に双方向性のあるゼミを志向している。また、正規授業時間外に希望者でフィールドワーク(国会、首相官邸、自衛隊基地など)を行う予定である。実際に現場に行き、考えるという作業は講座の目的に適うと考えるからである。
興味のある者は、ゼミ公式Twitter・FBを参照にしていただきたい。
曜限:不定期開催
場所:

日本の医療の光と影

当ゼミは、医療に興味のある学生、又は医療のupstreamである社会のあり方に関心のある学生を対象とした、開講10年を越える医療系自主ゼミです。
今期は〈①代替医療の真実、②透析患者は自業自得?、③鬱と自殺〉という3つのテーマを軸に、講義やディスカッション、グループ学習、フィールドワークなどを通して探求していきます。
当ゼミの活動にはいくつかの特徴があります。第一に、医療の現場を知り、医療従事者と患者の置かれる実情を理解することです。実際に、患者団体の代表者からお話を聞き、さらに代表講師など医師から医療の現状についてお話をします。
第二に、いくつかの医療問題について考えることです。薬害問題、医師の過重労働問題、医療費抑制政策のもたらす実態などの問題について、一つ一つ解明していきます。
第三に、そのような講義を行った後に、希望者には、自由参加の学外フィールドワークが提供されます。
主に医療系の問題を扱っていますが、ゼミ生には文系も理系もいます。様々な視点を持ち、医療や社会のあり方に関心の高い学生の皆さんと学べることを心待ちにしています。自分自身で主体的に考え、動き、発信していくゼミに参加してみませんか?
曜限:木曜5限
場所:

法と社会と人権ゼミナール

当ゼミは川人博弁護士の「東大生は社会問題の現場を知らなさすぎる」という問題意識で設立された歴史あるゼミです。
川人先生は過労死問題の第一人者であり、過去には電通の高橋まつりさんの過労死事件も取り扱われています。昨年NHK番組の「仕事の流儀〜プロフェッショナル〜」に出演されました。
そんな川人先生のもとで我々は様々な社会問題の第一人者をお招きしてお話を伺っています。
それに加え、ゼミ生は複数のテーマの中から興味ある分野を選び、その分野を中心に専門家のもとへお話を伺いに行きます。(ゼミ生はフィールドワークと呼びます)今学期は労働・医療・教育・地域社会・家族から選ぶ形となります。
学期末には選んだ分野について学生が学習の成果を表に出す学生発表もあり、目標を持って学習することができます。長期休暇には被災地を訪ねる東北研修や、夏合宿、沖縄戦・沖縄基地について学ぶ沖縄研修など長期休暇ならではの集中的な研修もあります。
また、このゼミの特徴としてゼミ生が非常に多いこと、ゼミ生同士が関わる機会が多いことが挙げられます。参加は基本的に任意であるため、兼部・兼サーに差し支えはありません。
じっくり社会問題に取り組みたい人から友人を多く作りたい人まで、全ての人のニーズに応じたゼミだと言えます。
曜限:金曜5限
場所:164号教室

ボーカロイド音楽論

ハチ、wowaka、DECO*27、Neru、みきとP、Orangestar、バルーン、ぬゆり、ぽわぽわP……。これらの名前にピンとくる人も、来ない人も、あいつもこいつもみんなで集まれ!
「#東大ぱてゼミ」の通称で知られる「ボーカロイド音楽論」は、ボーカロイド(ボカロ)を用いた音楽群の分析を通して、近年のボカロを含めたサブカルチャーの本質、また音楽自体の本質に迫ろうという講義です。
 講師は、ボカロPで音楽評論家でもある鮎川ぱて@しゅわしゅわP。本学出身者なので、語り口は東大前期課程の私たちにとってもっとも適度で、身につけるべき学問への向き合い方の素養を修得するのにうってつけです。主なアプローチ手法は、記号論、ジェンダー論、精神分析。
 受講生同士の交流も活発で、ツイッター上での実況や意見交換は、理解や議論を深めるものとして講師も推奨しています。講義内でのアクティブ・ラーニングのほか、同級生はもちろんボカロPや過去受講生の先輩と交流できる「ぱてゼミ懇親会」や、受講生の創作を結集したコンピCDをコミケで発表したりと、任意参加の課外活動も活発です。
 ボカロが好きな人。音楽が好きな人。かつてボカロが好きだった人。どの立場の人も主役です。「感覚を思考の俎上にあげること」を恐れないあなたの参加をお待ちしています。
曜限:月曜6限
場所:

老年の概念

曜限:水曜5限
場所:114号教室

私流の生き方

曜限:月曜6限
場所:121号教室